愛の日記


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2016年は動きだす年 2016年11月09日(WED)

  今年は大きな変転に向けて動き出すことが、誰の目にもはっきり見えてくる年だと思っていましたが、やはり秋になって加速度を増してきました。

おおよその見方と反対にクリントンが破れ、大統領はトランプで決定のようです。

朝方までマスコミは一声にクリントン有利と伝え、株式市場は一時250円程上昇する場面もあったと思います。

私は、ああ、きっと市場ははめられたな、、、と感じたのですが、イギリスのEU離脱の際と極めて似た雰囲気があったからです。

あの日も離脱が決定するなどという印象をマスコミは流していませんでした。事実がわかっている人がいたら、相場で大儲けしたことでしょう。今回も同様でした。

これからしばらく乱高下を繰り広げるのでしょうが、しばらくの間はマスコミ情報と反対に行った方がケガは少ないと思います。

日本はこれまで官製相場でしたので、よもやトランプが勝つとは思ってもみなかったので、お上の態度に対する気味悪いほどの従順さが、はめられる原因になったのでだと思います。

民意の時代の到来を予感していた私は、非常にうがった見方をしていました。

世界の方針転換があったことは、この二年の世界の動きをみていたらわかります。ただマスコミがそうでない印象を与えていただけで、現実の動き自体は、新たな方針のそった動きをしていたのです。

直近ではイギリスのEU離脱が実際に起きたわけで、これ一つとっても、これまでの偶然では起こりえないことです。

隠し通せていた豊洲問題も実は同じ力学に沿ったものであり、労働条件の監査とは言え、電通への取り調べが入ったことも、またトルコの変身もサウジもフィリピンも同様であり、今回の大統領選挙も、その流れの中にあるとおもわなければなりません。

一つの大きな変化は、他の事柄に伝播し、大きな変容につながる可能性を持っているのです。

しかし、マスコミはEU離脱の時もどのような態度をとってよいかがわからず、マスコミ自体がはめられた印象を持ちました。

何にはめられたのか、、、時代が変化しても上からの指令のみで判断するあまりに自主性のない体質を利用された面があると思います。

89年のバブル終焉の際にも、数日前には、新聞の一面の端っこに、総量規制に入る、、、という情報がきちんと控えめにですが、掲載されていたのです。

土地購入には、多くのお金が必要ですが、それは銀行が貸付けてくれます。その貸し出しに総量規制がかかったということは、土地は売り一色になることは、見える人には見えたはずです。

しかし、誰もが浮かれ、マスコミも浮かれ、土地も株も上がり続けると信じていました。

総量規制の文字を見て、危ない、、大変だ、、と思えたのは、自身の頭で考えることができた人のみです。

こうしてバブルははじけ、今に至るまでその影響は残ったのです。

マスコミは人に好かれることが商売ですので、きまづいいい方を嫌います。そのご都合的な体質は、事実を見つめる目を弱め、結局はマスコミ自体がはめられていくのです。

イギリスのEU離脱、今回の大統領選挙、市場は二回もつ立て続けに騙されましたが、あと一回は大きなものがきっとやってきます。そんなに先のことでもないと思います。それまでは何としても平穏を装うでしょう。

この二年の変化は、かなり大きな変化で、目先重視のマスコミには理解の範囲を超えたものがありました。彼らは、変化の本質にまだ気づいていないと思います。

トランプへの皮肉じみた物言いがそれを証明しています。なので、まだ何度かだまされることでしょう。

インドでは本日高額紙幣が使えなくなったということで、まさかと思うことは、来るときは一瞬です。

マスコミは大きなはずれを二度もしたのですから、本来なら反省して報道の姿勢を改めるべきなのですが、おそらく変わらないでしょう。なので、最後までやられると思います。

マスコミ同様日本の政権もこれからどうなるのか、、、何をしていいかがわからない状況になっていることでしょう。先日強行に決めたTPPもどうしていいかわからないような状態です。

ちょっとみっともない事態ですが、なぜこんな風になるのかの、判断が遅すぎます。

日本は本当は今、ビッグチャンスにいるのです。自由に何でもできる状況が整ったのに、まだ、お殿様が誰で、一体誰の言うことをきくべきかと、慌てさまよっているのです。みっともない話しなのです。

本当はチャンスなのです。自由に何でもやってしまえるチャンスが今来ているのに、奴隷根性が身に染みてしまっているため、どうしていいかがわからずにいるのです。

今川義元が桶狭間で亡くなり、やっと解放された徳川家康に似た状況が今の日本なのです。

これまで奴隷だったり、これまで囚われていた人質だった日本が、自由に振る舞える状況が見事に整ったのです。

これから、どうしよう、、、ではないのです。

要は、どうするか、、、ではなく、自主的に何をやるかが問われるべき時に、どうしようとオドオドしている日本、、、おかしな話しなのです。

なので、何も自分から出せない日本は、せっかくのチャンスを生かせない可能性はありますが、やがて政権が変わったら、再び可能性が出てくることでしょう。

トランプの勝利は私は日本が自由になるチャンスだと思います。その観点からの話しがあまりに少なく、がっかりしているところです。日本のそうした弱点に気づくと、また元の木阿弥になってしまう危険も。

ロシアに接近して人気取りを図ろうとしていた政権は見事にはしごを外された印象がありますが、これも本当はロシアは最終的には日本との協力がどうしても欲しいので、もっとうまくやることです。

安倍首相の方から接近した印象もあり、もっとも充実して最強になったロシアという、一番交渉しにくい状況の時に出向くという、あまりうまくないやり方だったので、ダメになって当然なのです。

のらりくらりと付き合っていれば、下記のチャンスが巡ってきます。敏感に反応しないで、聞かないふりしていればいいのです。

韓国も今は大変で、日本に敵対するどころではないし、アメリカも日本との関係を根本的に考え直す機会であり、ロシアはいずれは日本との共同計画による、大ユーラシア構想において、なくてはならない存在になるはず。

日本はやりたいように誠実に何かをやれば、通る状況が今できたのです。どうしようではなく、何をしよう、、、との考えがないとダメな時です。

さて、マスコミの混乱について付け加えておきますと、マスコミを使って、はめられたのは、マスコミ自身であると同時に、自分を上層階層と思っている人達です。

1パーセントと99パーセントの戦いは、確かにありますが、さらにいうと、1パーセントの中にも1対99の戦いがあるのです。

今回、クリントンが勝つと思った人は、残念ですが1パーセントの中の下層の人であり、これからもはめられた形になりやすいと思います。

その意味でもこれから、大きな変化はスピードアップしますし、より本質を見抜く判断力がなければ失敗することになります。

上層階級でもない一般の私たちは、そんな危険な争いに混じる必要はなく、新たな時代に何をするか、、何をつくるか、、どのような時代を作って行くかを、前向きに刺激しあってスクラムを組む必要があるでしょう。

前を見る人にとっては面白くなってくると思います。
 



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