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10連休と為替相場 2019年04月18日(木)

今年のゴールデンウイークは10連休と大型ですが、この間に世界の金融状況や経済情勢が大きく変化した場合、日本の市場は取り残されることになります。現代というご時世の中で不思議な感じがしますが、日本ではこの期間市場が開いてないのですから、仕方ないと言えば仕方ないわけです。

となると長期市場閉鎖中の危機管理が重要テーマになります。と言ってもほとんどの人は株式や金融商品をお持ちではないと思いますし、私ももっていませんが、もし市場で大きな変化が起きた場合、株を持っているもっていないにかかわらず、私たちも生活上の変化に見舞われるためです。

例えば、リーマンショックがあった次の日、東京のどのお店もガラガラだった記憶があります。リーマンショックと何の関係もないと思われる立ち食いソバ屋さんに、お客がひとりもいない光景を見て、驚いたものです。

では今回の10連休中に心配なことは何か、、、あくまで予測ですが、それが起きる起きないにかかわらず、関係者は対策を打っておいた方が良いと思われる事態についてです。

一番心配なのは、為替の急変動です。ドル円相場と言ってよいでしょう。実は今年の新年にも突然円が急騰し、驚いた人は多かったと思います。すぐに戻してきましたので、事なきを得た日本経済でしたが、喉元過ぎてもう忘れている状況ではないでしょうか。

前回の1989年をピークとするバブルの時も、年末の大納会というのですが、その最後の日が確か最高値を記録したと思います。そして年が明けた大発会というのですが、取引最初の日に期待とは別に日経平均は下げて終わりました。

感の良い人なら、これはおかしい、、、と思わなければいけないケースです。通常、お正月の大発会はご祝儀相場と言って、ともかくお祝い気分で買いが入るものだからです。ましてバブル絶頂の大発会です。そこで下げたことで、大きなトレンドの変化を市場は教えてくれていたわけです。

しかし、なぜ、こんなにもわかりやすく、前年の年末に最高値、翌年のお正月の最初の取引で下がり始める、という、89年中は買うが90年からは売る、、、という示し合わせたようになったのでしょう。相場はそうしたわかりやすいタイミングを示すことが多いのです。

そこで今年の正月に一時的とも言えるものの、突然の円高が襲ったのかを、私は今年のサインとして読み取るわけです。

その後円相場は安定して多くの人の期待通り若干円安に進みながら安定していますが、年末年始の休みよりも長くなる今回の連休は身構えていなければいけない流れです。突然の円高が襲っても大丈夫という対策が金融機関や大手の企業には必要でしょう。

数日前から始まった日米貿易交渉ですが、最初の数日ではとくに驚く結果は出ていません。マスコミも平穏な内容に終始していますが、よくよく見てみると実は大変な結論が出ているのに騒いでおりません。

結論から言うと、車も農作物も関税云々でどうにかしようとする姿勢が双方に見られず、行き詰まりを見せており、その中でお互いに強引な答えは出さない、、、という姿勢で一致したと私は見ました。

そうなるとアメリカはこのままで仕方ないと日本と妥協するでしょうか。お互い、まあ成り行きを見守りましょうと、平穏に終えられるでしょうか。なわけがありません。

オレンジが安く入れられるようにするとか、車がどうとか、、、米がどうか、、ではなく、個別交渉への期待などアメリカにないことを示したのがこの数日のアメリカの態度から伺えます。

彼らはアメリカ車を日本に売り込むことなどすでにあきらめていますし、また、日本車を完全に締めだすこともあきらめています。せめてアメリカに工場を作らせる、、、という形には積極的ではありますが、それは雇用面からの積極性と言ってもいいのです。貿易の観点からの個別にどうのこうのは、もうない、、、という段階に来ているわけで、残るは為替以外にありません。

まず、お正月休みに突然の円高となってアドバルーンを上げたことが非常に気になります。今年はやるつもりなのでしょう。やるとしたら、長期連休じゃないですか。一番の可能性は。

もし連休中にドル安円高が進んだ場合、連休明けには日本政府は露骨な介入で事態を納めたいと思うはず。そしてできる限りの対応策を打ち出すことでしょう。

それが思うツボとなります。安倍政権のつじつま合わせ的体質は、日本ではマスコミの応援もあってどうにか成立していますが、対アメリカで通る理由はありません。こっそり裏金的なことで、、、との思惑もおそらくはずされるでしょうから、徹底的にやられると思います。アメリカには日本の為替政策をやり玉にあげるための為替不正操作国の切り札があります。

円安・株高そのための為替操作も辞さない日本のこれまでのやり方は、おそらく通用しないことをはっきりさせるはず。アメリカの金融面における戦線布告です。日本が為替変動に耐え切れずに何かすれば、「はい、為替不正操作国」と追求され、なし崩し的に円高は進むでしょう。

さらに、ドイツ銀行はじめ、世界金融における危機が並列した場合、円買いは爆発的な速さで進行してしまいます。世界の通貨でとりあえず紙切れにならない可能性が高い通貨はスイスフラン及び円しかないのです。世界に金融危機が起きれば円シフトが始まることは目に見えています。

日本にとっては、日米貿易交渉と、世界金融危機という二つの爆弾を抱えているようなものです。タイミングは長期休暇。まさに絵がそろった印象。

何事もないことを祈りますが、大企業や日本の銀行は本当に対策打ってるのかしら、、、何となく心もとない気持ちになるのはなぜでしょう。

もしも連休が無事に過ぎたとしても、上記ふたつの爆弾が消えるわけではなく、いずれは、というか近々には必ず起きる事態ではないでしょうか。絶対に起きるんですよね。なんでマスコミは黙っているのでしょうか。わかりきったことなのに。太平洋戦争の際も勝った勝ったといいながら爆弾が落ちて来たわけで、最後まで知らん振りを通すのでしょう。無責任なんですね、マスコミも上も。

トランプ氏は貿易不均衡をトントンにする、、、と言っています。そして交渉において、個別のことにはあまり積極的にも見えません。もうそうしたレベルでの解決はないと判断したからです。

トントンにするための為替相場となると、1ドルが今の半分、少なくとも60円程度の円高になることを意味します。具体的な数字は私にはわかりませんが、大変な為替変動が起きる夜明けであることだけは事実ではないでしょうか。それまで、政府は目くらましの円売りを続けるでしょうが、気づいたところから連休前にドル売りが始まると思いますので、円高トレンドにて長期連休に入りこむと思われます。

連休明けの令和の時代は、風向きがもしかしたら変わっているかもしれません。
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